新成人の皆さん、おめでとうございます。
新しい年を迎え、本日ここに、希望と輝きに満ち溢れた○○○○人の新成人の皆さんと共に、めでたく成人式を開催出来ますことを心からお慶び申し上げます。また、皆さんの前途を祝し、ご多忙の中ご臨席を賜りましたご来賓の皆様方にも厚くお礼を申し上げます。
本日晴れて皆さんは、名実共に大人への仲間入りを果たし、新たな人生への第一歩を踏み出しました。その大切な門出に当たり、ここで皆さんに、はるか遠い昔へ想いをはせていただこうと思います。石器時代よりもマンモスよりもさらに昔、2500万年前の人類の祖先誕生の時代です。
私たち人類が「猿から進化したもの」であることは、研究によって明らかにされています。けれども一方で、いまだに「猿のままの猿」も数多くいるわけです。それでは人類の祖先になった猿とそうでない猿、その違いはどこにあったのでしょうか。
一言で言って私は「夢」と「勇気」の存在だと思います。つまり、ジャングルの中で群れをなして暮らしていた猿が、外の世界に夢を抱き、住み慣れたジャングルを飛び出す勇気を持っていたからこそ、人類への進化を遂げることが出来ました。すなわち人間とは、夢と勇気の産物であり、さらに言うならば、その夢と勇気のDNAは時空を超えて、皆さんの中に脈々と受け継がれているのです。どうか皆さんは、この事実に誇りを持ち、一人ひとりが大切な使命を持ったかけがえのない存在であることを心に刻み込んで下さい。「大人になる」ということは、今日まで皆さんを育ててくれた肉親や社会に対し、自分自身の名前と責任において、その使命を誠実に果たすということなのです。
さて、これから皆さんが生きて行く日本の社会は、厳しい不況や緊迫の一途をたどる国際情勢、少子化・高齢化といった社会情勢の変化、また地球温暖化による深刻な環境問題など、実に多くの課題を抱えています。こうした課題を解決して行くためには、私たち一人ひとりの意識改革と地道な行動が何よりも必要なのは言うまでもありません。  
折しも本年4月には、この○○市の郊外に○○○大学外国語学部が開校の予定で、緑豊かなキャンバスは、世界への情報発信と国際交流の拠点として一躍クローズアップされています。地場産業の繁栄はもとより、文化・教育都市としてもいっそうの充実が望まれている訳です。こうした基盤の上に立って、今後ますますの変革と発展をめざすために、皆さん方の若い情熱と感性、英知や先見性を携えたエネルギッシュな行動力に大いに期待するものであります。
本日ご出席の皆さんは、一人ひとりがこれからの世界を担う素晴らしい人材です。どうかはるか祖先から受け継いだ夢と勇気を一生の宝物として、困難にくじけることなく、自分を愛し、家族や地域社会を愛し、また打ち込んでいる仕事や学問を愛して下さい。そのたゆまぬ積重ねこそが、人生に大きな花を咲かせてくれるのです。  
皆さんの晴れの門出をお祝い申し上げ、末永いご活躍とご健康を心からお祈り申し上げまして、私の式辞と致します。


成人式の主賓祝辞を書かせていただきました。厳しい社会情勢に翻弄され、ともすれば見失いがちな「夢と勇気」を常に心に抱いていて欲しい。新成人(わが長女も)へのエールであると共に、人生半世紀・熟年を迎えた自分自身への叱咤の声でもありました。


 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
 今日から皆さんは、極楽小学校の一年生ですね。
 明日からクラスのお友達と一緒に勉強をしたり、元気に遊びます。
 ○○日からは、美味しい給食も始まります。
 遠足や運動会もあって、本当に楽しいところなんですよ。

 もし分からないことがあったら「どうしよう・・・」と一人で困っていないで、
 先生やお兄さん・お姉さんに何でも聞いて下さい。
 優しく教えてくれて、きっと極楽小学校が大好きになります。
 皆さんが毎日、元気に学校に通って、お友達と仲良く勉強したり遊んだりすることが
 お父さんやお母さんにとっても、いちばんうれしいことです。
 だから、皆さんがもっと楽しくて、もっと素晴らしい学校になるように、
 お父さんやお母さんと先生が力を合わせてPTAという集まりを作っているんです。
 覚えて下さいね。

 ではここで、良い子の皆さんに一つだけお願いがあります。
 毎日、お家に帰ったら「今日はこんなお勉強をしたよ」とか
 「お友達の○○ちゃんと遊んだよ」みたいに、
 学校のことをいろいろお話しして下さい。
 そういうお話が、家族へのいちばん素敵なプレゼントなんですよ。
 どうか、いっぱい勉強して、いっぱい遊んで、
 元気いっぱいの一年生になって下さいね。

 さて、保護者の皆様、お子様のご入学まことにおめでとうございます。
 お子様の晴れ姿に、胸にこみ上げる想いもあろうかと存じます。
 皆様には、お子様の入学と同時にPTA会員となっていただくわけですが、
 私たちのもっとも身近な組織として、
 活動を通して親子ともども成長して行けますように
 積極的にご参加いただきたいと思っております。

 「子は親の背を見て育つ」と申しますが、親同士が協力し合って
 PTA活動に励む姿は、きっと子供たちの心にも貴重な何かを残すに違いありません。
 子供たちがより良い方向へ成長できるよう、力を合わせてまいりましょう。

 校長先生はじめ諸先生方、職員の皆様、そしてご来賓の皆様、
 これからの6年間、子供たちへの温かいご指導とご支援をお願い申し上げ、
 お祝いの言葉とさせていただきます。 本日はまことにおめでとうございます。

小学校PTA会長の式辞として依頼された作品
親子の絆を心に描きながら、ひととき父親になりきって18年前に戻ってみました。学校での出来事を目を輝かせて話す姿に、親としての幸せをしみじみ味わったものでした(文責:石川伸二)


21th Craftmanship 〜新時代の匠たち〜。


いつの世も「暮らしを支える技術」が求められています。
それは、知恵を注ぎ感性を盛り込み、
ひたすら腕を磨くことによってのみ拓かれる
発見と創造のフィールド。
曲げる・伸ばす・空ける・叩く・繋ぐ。
金属加工のさまざまな分野の中でも、
「鈑金加工」は厳しい精度と熟練の職人技が要求される、
まさに現代のマイスターの檜舞台です。
高度なテクニックと先進機器を駆使して創り上げる製品の一つ一つに込められる、
職人の誇りとクオリティへの自信。
小ロット・多品種生産へのこだわりもそこにあります。
人と技術の進歩と調和を見つめながら、○○○○○○はこれからも
「モノ作りのさらなる高み」をめざして、日々挑戦し続けます。

昔はどの街にも「匠」がいました。汚れた作業着に身を包んだ、無口で無愛想な頑固者。
けれども、腕一本で叩き上げてきた職人魂は、子供心にもどこか誇らしく輝いて見えました。
今なお熟練の技を守り抜く金属鈑金加工メーカーの会社案内に綴った、現代の匠への熱いエールです。


かつて無かったモノ」がここからはじまる。

技術の熟成進化で、自動車産業のベストパートナーをめざす。



「すべてがここから始まる・・・」複雑な図面を前に、私たちはそう考えます。
「もっと高精度な加工は」
「より効率的なシステムは」
「工作機械とのマッチングは」。
図面の中に込められた高度な設計思想を読み取る時、
モノ作りの魂は技術者の確かなノウハウとなって、情熱をかき立てます。
日本の製造業の集大成・自動車産業に欠かすことの出来ない、金型や鈑金の試作
量産製品のような華やかさこそありませんが、
すべてに先駆けてクルマの基礎を創り出す重要な役割だからこそ、そこには常に
かつて無かったモノを生み出す独創的な発想と
先進の技術力が求められているのです。
ひたすらモノ作りだけを極め、小さくとも輝くオンリーワンでありたい。
そんな誇りを私たちは、NEXTECHNOー次なる技術へーと名付けました。

トヨタショックに象徴される未曾有の大不況は、モノ作りの国・日本を一瞬のうちに奈落の底へ突き落としました。けれども心強いのは、自動車部品試作メーカーの不屈の闘志。「試練の時こそ社内改革を徹底し、とことん技術を磨く。日はまた昇る!」とおっしゃった社長の言葉に、ひとすじの光明を垣間見ました。会社案内に綴った文章から。



もっと、笑顔

円熟の人生にふさわしい、満ち足りた暮らし。


明るい日差しと潮風が織りなす真新しい施設で、
私たちはありったけの笑顔をお届けします。
ここではお一人お一人が、かけがえのない主人公。
住み慣れた街だからこそ実感できる、あたたかな安らぎとくつろぎがあります。
ご要望に合わせて、特別養護老人ホーム&ショートステイ。
充実した施設と快適空間のすみずみに、
○○○ではぐくんだ経験豊かな介護の心が息づいています。

長年の実績を誇る特別養護老人ホームが、新たに事業展開する地域密着型特別養護老人ホーム。竣工間もない玄関に立った時、一陣の潮風が吹き抜けたのが印象的でした。 その風はこれからも、お年寄りやスタッフの心をさわやかに癒して行くことでしょう。 入居のご案内に、そんな願いを託しました。



老後でも余生でもない、満ち足りた円熟。


語り合う、支え合う、分かち合う。
人生の総仕上げにふさわしい、心豊かな暮らしがあります。
人とかかわり、社会とかかわり、自信と生きがいが生まれる健やかで快適な日々。
「友とふれあう我が家」のような、ゆとりと安らぎのシルバーライフをお届けしたい。
そんな願いを込めて私たちは、○○○○○○○○と名付けました。

長命の家系に生まれ、100歳を超えた祖母も存命の私にとって、老人介護は他人事ではありません。ただ、年を取ったからといって「おまけの人生」ではあまりに寂しい。 いくつになっても「年輪を重ねたがゆえの輝き」を放ちたいと願うこの頃。グループホーム&デイサービスセンターのご利用案内に、そんな想いを込めてみました。



木は人に、人は木に似ている。


四季の風景になじむ。人の呼吸に共感する。
ともに育ってゆく。 木は人にとって、もっとも身近な自然。
木を感じるだけで時間も空気もゆっくり流れ、優しい気持ちに満たされます。
それは、木が人に似ているから・・・。
どこか深いところでつながっているからかも知れません。
私たち○○は木を知り、木にこだわる日本の住まいをクリエイト。
より自然体の暮らしを、皆様へご提案してまいります。

木造住宅専門・老舗の建築会社の会社案内より。先年、世界遺産の屋久島を訪れた時、 屋久杉の生命力に深い感動を覚えたものでした。人も木も「大自然に生かされている存在」。それを実感できるだけでも、木と暮らすのは素晴らしいと思いました。もっとも、杉花粉に悩まされているのはまた別の話ですが・・・・・。



人と木と地球のあたらしい物語を。


健やかに暮らす。やすらいで暮らす。
夢の暮らしをかなえてくれる、大自然の贈り物があります。
大地と水と太陽の恵み・木。
太古の昔から幾千万の生命を育みながら、人とともに生き続けてきました。
はかり知れない恩恵を与えてくれるこの大切な素材を、
もっと美しく、もっと豊かに、そしてもっと親しいものに・・・・。
伝承の匠の技を活かしながら、みずみずしい感性と
先進のテクノロジーで創り上げる、
人と地球にやさしい木製品。
それは、創造という名のロマンを秘めた、いちばん身近な生命空間でもあります
人が木を育て、木が人をいつくしむように、人と自然を技術で結ぶ。
未来派工房・○○○○。私たちの役割がここにあります。

自然がかけがえのない財産であることは言うまでもありませんが、そこからより多くの恩恵を享受できるよう工夫をこらすのが人類の智恵。「木で儲けさせていただいてるから」と、 植林事業にも尽力されているのには頭が下がりました。老舗木工製品メーカーの営業案内のイメージコピーを書かせていただきました。



心を結び合って、笑顔の花を咲かせたい。


うれしい時、やすらぐ時、満ち足りた時。
健やかな時、生きがいを感じる時、自分らしさにひたる時。
自然にこぼれる笑顔こそ、世界共通の幸せのカタチ。
高齢者介護と障害者福祉・幼児教育ひとすじに四半世紀の歩み。
そんな笑顔と笑顔のふれあいの積み重ねが、私たちの何よりの財産なのです。

幸せって何でしょう。幸せに形があるとしたら・・・。この頃時々思うのです。 お金も言葉さえもなかった原始の時代から、人はうれしい時には笑っていたはず。 もちろん洋の東西を問いません。老人ホーム・授産施設・保育園を営む社会福祉法人の 法人案内に載せた一文です。