出席者/ 石川伸二(優文工房代表・合資会社 富士印刷代表社員)
工藤由美(優文工房スタッフ・専属ライター)
                     場 所/合資会社 富士印刷
石川:優文工房WEBサイトの制作お疲れさまでした。工藤さんにはいろいろ有益なアドバイスをいただき、感謝しています。
工藤:いよいよWEBサイトのオープンですね。
全体的にオーソドックスな作りを心がけたのですが、トップページの「ドアが開く仕掛け」で少し遊んでみました。 「未来への扉を開ける」というメッセージを込めて。

石川:そんなご立派なことはとてもとても・・・。せめてドラえもんの「どこでもドア」ならぬ「何でもドア」でお許しを(笑)。ドアを開けていただければ「文章のことなら何でもお役に立ちます」ということで。
ただ少しだけ「風穴を開けたい」という想いはあります。これは、私が文章ビジネスを志したきっかけでもあるのですが・・・。

工藤:風穴と言いますと?
石川:世の中に、文章を書く専門職として「コピーライター」「ルポライター」あるいは「フリーライター」「ゴーストライター」。そういう職業が存在することは、皆さんご存じだと思うんです。
けれども世間のほとんどの方が、そういう職業の人と会ったこともなければ、街中を見渡してもどこにも看板を上げているのを見たことがない。一般の方とはほとんど接点がないのが現実です。

工藤:大半の人が、広告代理店やマスコミ関係等の制作会社のスタッフとして活躍されていますものね。
石川:ですから、もっと身近なところでお役に立ちたいと、私は長年、広告代理店やマスコミとはあまり縁のない中小企業の方々や一般の方々に、いつでも気軽に利用していただける「街の物書きオジサン」として、文章に関するさまざまなご相談を承ってきました。
その想いをさらに推し進めて、WEBサイトでよりいっそう仕事の幅を広げ、一人でも多くの方に利用していただきたいと願っているんです。
工藤さんにも良きパートナーとして、これまで以上に頑張っていただきますよ。

工藤:それが代表のおっしゃる風穴なんですね。ぜひそこから爽やかな新風を取込みたいですよね。
実際「文章を代わりに書いて欲しい」というニーズは多いと思います。私自身もこの仕事に就く前から、代筆のアルバイトを個人的にかなり頼まれていましたから。
石川:たしかに文章作りが苦手な方は多いです。「話せるけど書けない」と。書き慣れているはずの経営者の方でも、フォーマルな形式が求められる内容だったり、広報誌や業界紙等への寄稿の依頼があったりすると、一気にストレスになってしまう。
工藤さんも長年文章作りに携わってきた中で、痛感されたこともあるのではないでしょうか。
工藤:そうですね。以前、主婦を対象にした生涯学習の講座を企画・運営していたことがあるのですが、プログラムを考えている時に、他の委員と「普段主婦がやらないことをしてみよう」ということになったんです。
その時に思ったのが「書くこと」でした。「話すこと」はお子さんの幼稚園や学校の保護者会などで意外と多いのですが、たとえば「原稿用紙にきちんと書く」ということは、普段の生活ではあまりないことですから・・・。
なので、題を決めて翌週までに「作文」を書いてきていただき、それをみんなの前で発表するということをやりました。
なかには「原稿用紙の使い方さえ忘れていた」とか、どうしても書けなくて「箇条書きです」と言う方もいらっしゃいました。
やはり、話すことは出来ても、書くとなると身構えてしまう方が多いようです。
石川:書かなければ書かないで済んでしまう。便利な世の中と言えば言えなくもないですが、思考力や表現力は確実に退化してしまうでしょうね。
工藤:実際ほとんどの用件が携帯やメールで簡単に済んでしまうから、改めて文章を書く機会が減っていますよね。それにワープロソフトが変換してくれるから、いつのまにか「読めるけど書けない」という漢字がどんどん増えてしまいました。
それに誤変換もありますね。私もこの前「統一出来そうだし」と打つつもりが「統一で競う山車」と変換されて、思わず「だんじり祭りか!」なんて(笑)。


工藤:文章との出会いについて教えて下さい。
石川:きっかけは中学3年の時です。今でもそうだと思いますが、夏休みには必ず「読書感想文」の宿題が出されましたよね。たまたま井上靖の「天平の甍」を読んで感銘を受けたので書いてみたところ、国語の先生の目に留まり、こっそり全国コンクールに応募されていたんです。
工藤:今でも小・中学校の宿題になってますね〜読書感想文。
石川:幸運にもそれが入選し「俺には文才があるな・・・」と(笑)。というか、大して勉強も出来ないし、運動はからっきしダメな目立たない生徒。それが生まれて初めて全校朝礼で校長先生から表彰されたわけですから、舞い上がったなんてもんじゃない。一生の運をこの時使い果たした気がします(笑)。
工藤さんと文章との出会いは、どんなエピソードがありますか?

工藤:私は小学生の頃から日記や作文を書くのが好きでしたね。それから、家にあった「スピーチ例文集」を「どんな人が話してるんだろう」と、情景や設定を思い浮かべながら読むのがとても好きでした。 
 
石川:感受性や想像力の豊かさは幼い頃からなんですね。作文の第一歩はイメージ力ですから、とても素晴らしい資質だと思います。
それにしても、小学生の頃からスピーチ原稿に親しんでいたとは年季が入ってますね。これからスピーチの仕事はすべて工藤さんにお願いすることにしましょうか。

工藤:30年も前の古臭いスピーチで良ければ(笑)。
形式や言い回しは時代と共に変わってきてますけど、その方の身になって、想いを大切にして書いて行きたいです。
ところで、その後の文章とのかかわりはどのように?

石川:高校・大学とひたすら文章漬けの日々でしたね。まともな勉強なんてそっちのけで「賞金稼ぎ」に徹していたんですよ。当時は論文募集や作文コンクールがたくさんあって、幸運にも入選率が高かったので常にフトコロが温かくて、生活に追われている今よりもずっと裕福でした(笑)。
今でも時折、武者修行の意味で作文コンクールに応募することがあります。これまで大小含め、通算で60作ほど入選させていただいた記憶です。

工藤:私は身のほど知らずにも「文壇にデビューしよう」なんて、大それた夢を抱いた時期があるんです。毎晩ワープロに向かって恋愛小説を書くんですが、作者の気まぐれのままに主人公がどんどん気が変わって迷走してしまい、結局いつまでたっても終わらない(笑)。
石川:私は長男なので、家業の印刷業を継ぐことに決めていました。どうせ文章書きの仕事とは切っても切れませんからね。
営業に走り回るかたわら、原稿作りやら広告の企画やら、また細かい編集作業やら、相も変わらぬ文章三昧の毎日を、かれこれ30年近くも過ごしてきました。
工藤:長いキャリアですね。文章作りにまつわる忘れられない思い出なども?
石川:いちばん印象深い出来事と言えば、10年ほど前、ある女性経営者の「自分史作り」をお手伝いさせていただいたことですね。亡きご主人と共に苦労して事業を広げてこられ、ご子息に会社を譲って引退されるのを機に、長年の夢だった自分史を自費出版したいとご相談があったのです。
さっそく資料集めから取りかかりましたが、古い話で記憶も定かでなく、女学校時代のお友達などにあちこち連絡していただいて、まるで同窓会の幹事(笑)。
でもそれがご縁で何十年ぶりのお付き合いが復活したりして、とても喜ばれました。
ご本人の体調もあって三年越しの仕事になり、出来上がりをお届けしたのは大学病院の病室。ベッドの上で力を振りしぼり、涙を流して喜んで下さった姿が今も忘れられません。
その後まもなく亡くなられたのですが、お嫁さんから「すでにガンが全身に広がっていて、ここまで生きられるとは誰も想像出来ませんでした。お医者様も驚いています。自分史作りが心の支えになり、生きる力になったのですね」と手を取って感謝され、本当にうれしかった。「冥利に尽きる」とは、まさにこのことでした。

工藤:とても良いお話です。夢や心の支えを持つことで、人はたとえ逆境の中でもどんどん強くなれますよね。カルチャースクールなどでも、以前から自分史がブームだと聞いています。印刷・出版のお話もけっこうあったのではないですか?
石川:そうですね。定年退職などを機会に、一念発起して取組まれる方が多かったです。「文章作りから面倒を見てもらえるならやってもいいかな」そういう潜在的なニーズはさらに多いのではないでしょうか。
実は「自分のことを客観的に書く」というのはとても難しいことなんです。ついつい自慢話になったり、逆に必要以上にへりくだってしまったり・・・。なまじ自分のことだから思い入れも重なって、視点がぶれてしまいがち。そこで第三者の視点を活かし、当時の世相なども盛り込みながら「伝記風に描く」ということも価値があると思うのです。
私も50才を過ぎて、そろそろ人生の酸い甘いが噛み分けられる年代。「年配の方には懐かしく、若い方には新鮮」そんな内容のぎっしり詰まった、格調高い自分史作りをお手伝いしたいと思っています。
ところで先ほど、プロ作家のお話が出ましたね。先日読ませていただいた共著のエッセイ集。工藤さんらしい素直な筆づかいで、癒されるような温かい読後感がとても良かったですよ。

工藤:ありがとうございます。出版となるとなかなか大変なので、最近は、主に地元のミニコミ誌やネットの文芸サイトで書かせていただいています。
主婦向けのサイトに投稿する時には、当たり前ですが「主婦の目線」で書いています。たとえば、モニターアンケートにしても、良い部分ばかりを書いていたら商品やお店の開発に役立たないこともありますから、不満や、もっとこうして欲しい、と言う改善点や要望も多く書きます。
「実際に使ってみたり、体験して感じた想いを、簡潔に的確に書く」それが難しくもあり、楽しいところでもあります。

石川:「工業社会」から「感性社会」に移り変わって行く中で、これからは商品開発にしろ店作りにしろ売り方にしろ、ますます「主婦の視点・感覚」が重要視される時代だと思います。持ち前の見る目に磨きをかけて、ビシビシ指摘し、どんどん主張していただきたいですね。でも私に対しては、どうかお手柔らかに(笑)。

工藤:ネーミングにはずいぶん迷いましたね。本当にいろんな案が出て、どれも捨てがたくて・・・。
石川:「優文工房」の決め手となったのは、工藤さんが言われた「優しい文章」。この殺伐とした世の中で「優しい」というのは、すごく大切なキーワードだと思います。お互い名前に負けないよう、人や社会に対して常に肯定的で優しい気持ちを持って、品格ある文章を書いて行きたいですね。
それと、日頃大変お世話になっている心理カウンセラーの恩師のお名前から、優の一字をいただいたのも有り難いことでした。

工藤:「工房」というのも、手作りで心を込めて仕上げてゆくイメージで大好きです。
石川:書く仕事ですから「書房」でも良いのですが、本屋さんと間違われる(笑)。
工藤:では、ここで改めて、文章制作に対する代表としてのポリシーをお聞かせ下さい。
石川:文芸畑の方と異なるのは、私たち商業著述家は「文章制作によってお客様のお役に立つ」というのが第一の目的であって、自分の「作品発表の場」ではありません。 
ですから文章オタクにならないよう、広い視野と柔軟な発想・姿勢が大切です。それを基にしっかり取材をしてお客様の意向をくみ取り、さらにプラスαの価値をもたらすような表現に努めて行きたいです。

工藤:当然、ファッションと同じで、文章にもTPOが大切ですね。
石川:文章には、目的によって「読む文章」「見る文章」「聞く文章」の3種類があります。
「読む文章」とは、文字どおり想像力を働かせ熟読する文章。小説やエッセイ、論文など、辞書を片手に頭をひねる文章でもまったくかまわないわけです。
「見る文章」は、標語やキャッチコピーなど。たとえば運転中に看板を見てすんなり頭に入り、心地よいリズムのように身体になじんで行く文章ですね。
「聞く文章」とは、式辞・スピーチのように耳から入ってくる文章。それこそ一期一会ですから、聞く人の印象に残るような工夫が必要です。 たとえば「サビの部分だけ覚えている歌」ってありますよね?

工藤:ありますあります。それこそ何曲も。
石川:歌謡曲などでサビの部分というと、たいていそこで転調したり、リズムやテンポが変化しています。実はこれを応用して、誰にでも「心に残るスピーチ原稿」が出来るんですよ。「起承転結」という作文法の基本を用いて・・・。
工藤:導入〜展開〜転換〜結論という形の、漢詩が起源の構成法ですね。
石川:そうです。最初の「起」の部分、続く「承」の部分は、一般的な「誰もが言っているオーソドックスな挨拶」で良いのです。
けれどもポイントになる「転」の部分で思いきり個性を出す。「自分にしか言えない思い出話」や「笑いを取るエピソード」「タイムリーな人気の話題」など、印象深いテーマを集中させて「サビ」を作るわけです。
そして最後の「結」の部分。ここで爽やかに全体を締めくくれば、心に残るスピーチになるわけです。

工藤:たしかに、ポイントだけ的確に伝われば心に残りますね。でも、企業秘密を暴露してしまって良いんでしょうか(笑)。
「美しい日本語を綴りたい」というキャッチフレーズも、代表のこだわりでしたね。
石川:そうですね。よく指摘される「ら抜き言葉」のような文法の乱れよりも、巷の言葉を聞いていると、むしろ「語感の乱れ」が気になっています。「語感は五官に通ずる」というのが私の信念で、美しい言葉は目や耳に心地よいだけでなく、香りや味や手触りを感じるほど心に響くと思うんです。
けれどもその語感が、今まさに壊されつつあります。たとえば「素足にサンダル」なんて言うと、ペディキュアを塗ったとても爽やかなイメージを連想しますが、それを「ナマ足」と言ったらとても生々しくてグロテスクな感じがします。他にも「香り」と言うとウットリ心地よいですが「ニオイ」と言うと鼻をつまみたくなりますし、「髪」と言うとサラサラして美しい感じですけど「頭の毛」と言ったらフケがいっぱい溜まっていそうです(笑)。

工藤:さすが、こだわりを持っているだけあって、例え話も次々に出てきますね(笑)
けれど、こうして聞けば聞くほど、語感って本当に大切ですね…と言いつつ、私も普段は、今代表が言われたような「語感の乱れた言葉」を使っているかもしれません。気を付けたいと思います。
石川:「日本語は世界一難しい言語」と言われています。漢字・ひらがな・カタカナの3種類があって、敬語もさらに尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類。最近は廃れてきたと言うものの男性語・女性語の区別があり、さらに年令によっても言葉が変わってきます。その上、俳句や短歌のような「言葉の小宇宙」もあるのですから・・・。
そういえば工藤さんは、短歌を詠むのもお得意でしたね。

工藤:最近はご無沙汰なんですけど、以前は折に触れてよく詠んでいました。出来はともかく俵万智さん風の口語短歌で、きっと言葉を選んだり字数を考えたり、そう言った作業が好きなんでしょうね。
限られた字数の中で、どういう言葉を使って表現するか。言葉を足したり引いたり・・・。昔から算数は嫌いで苦手だったのですが、言葉の足し算引き算は好きみたいで(笑)。
石川:短歌で鍛えた言葉選びのエッセンスを、最大限文章制作に活かしたいですよね。
でも改めて思うのは、短歌・狂歌が五・七・五・七・七、俳句・川柳が五・七・五、都々逸が七・七・七・五。
決められたほんの短い字数の中にいろいろな約束事があって、しかも情感から季節感まで盛り込んで表現出来るのは、まさに日本語ならではですよね。

工藤:たとえば、自分自身を表現する単語一つを取っても、短歌だと、吾(あ)、我(われ)、私(わたし・わたくし)と1字から4字まで表現出来るのに、英語では「T」しかありませんね。表現の幅がまったく違うと思います。
石川:世界中どこを探しても、こんなに高度で複雑で繊細な言語はありません。
ですから、それを使いこなしている私たち日本人は、もっともっと誇りを持ちたいし、日本語をかけがえのない宝物として、大切に守って行く責任があります。
微力ながら、そんな決意と願いを込めて「美しい日本語を綴りたい」を、私たちのキャッチフレーズにさせていただいたのです。


石川:元々コピーライター志向でやってきたので、小説や詩のような純文学にはあまり縁がありませんが、それを除けば、ビジネス・プライベートを問わず、さまざまな目的や用途に合わせてお役に立てると自負しています。
たとえばビジネス用途なら、社史、記念誌、会社案内、商品カタログ、社内報、DM、パンフレットから折込チラシのコピー制作そして挨拶状まで、多種多様な文章を書き続けてきました。最近はWEBサイトの文案作りも増えてきましたね。
個人向けであれば、自分史やエッセイ集、論文、紀行文、句集、歌集、画集、写真集など、原稿作りのお手伝いから印刷、自費出版のお世話までトータルでお役に立ってきました。
また祝辞、弔辞やコラム、投稿文から手紙の代筆なども承ってきました。就職や入試の小論文の個人指導をさせていただいたこともあります。

工藤:とても守備範囲が広くて、頼りになる「文章よろず相談所」って感じですね(笑)。
やはり印刷会社ですから「印刷物のための文章」にはこだわりをお持ちですよね。

石川:それはありますね。印刷という仕事は、企画や原稿作りから始まって、写真撮影、デザイン、レイアウト、製版、印刷、各種の加工と本当に多くの工程があり、そのすべてが高い次元で調和して初めて成功と言えるんです。
ですから、それら全工程について豊富な知識や実務経験があるということは、言わば「全体像がしっかり見渡せる」わけで、お客様の意向に沿った文章を書く上で、大きなアドバンテージになると考えています。
工藤:おっしゃるとおりだと思います。実際「文章だけ読むと素晴らしいのに、印刷物に仕上るとなぜか色あせてしまう」ということもありますね。用紙やフォントの選定、写真とのマッチングなど、私も一生懸命勉強して、総合的にイメージして書かせていただきます。
石川:他にも「対談」とか「座談会」の文章作りに力を入れて行きたいと思っています。社史・記念誌や会社案内などに取り入れると、想いが肉声に近い形で親しみやすく伝わって、しかも知的で格調高い雰囲気に仕上がりますからね。
工藤:誌面全体に高級感が出ますよね。でも、経験があるんですけど、テープ起こしって本当に大変・・・。
石川:いえいえ、テープ起こしは全体のほんの一部です。それに、ただ録音内容をそのまま文字にするだけでは、言い放しの「雑談会」になってしまう危険性も(笑)。
主催者や司会者の方と事前に綿密に打合せ、質問内容や進行状況をきちんと把握して取りかかるのです。時間制限で尻切れトンボになってしまわないように、タイムスケジュールに合せてシナリオを作ることもあります。
そしていよいよテープ起こし。発言内容に誤りや矛盾はないか、発言のボリュームが特定の人だけに偏っていないか、全体の方向性に沿っているか。そういう点を細かくチェックしながら一連のドラマにまとめて行く、かなり大変な作業です。

工藤:知りませんでした。そういう裏方の苦労があってこそ、初めて読みやすい誌面に仕上がるんですね。
ところで、代表は心理カウンセラーの資格もお持ちでしたよね。
石川:心理学を学ぶことで、より良い人間関係やリーダーシップを身に付けたかったのです。もっともこれは一生の勉強で、今でも自己研鑽のために、名古屋心理センター・竹内令優先生のもとでインストラクターをさせていただきながら専門講座で学んでいます。
おかげさまで、こんな不況の中でも、優しい気持ちで物事を肯定的にとらえられるようになり、その想いが文章制作にも反映されていると思います。

工藤:それこそ「優文」(笑)。私も自分の感性や技能を活かしながら、好きなことに思いきり取組めるビジネスに、夢がどんどんふくらみます。 精一杯頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。
石川:今後ますますの活躍を期待しています。本日はお疲れさまでした。


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